介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

介護職だけど副業したい、と思った時に

色々あって、少し先の出費の予定ばかりが決まり、うおー金がねえ!!!はよ昇給せにゃ、せっかくなら本当に1万2000円上げてくれ!と唸るばかりの状態です。

 

何がともあれ、割と性急に稼がにゃ、と思うわけですが、当然の事ながらブログのアフェリエイトで稼ぐなんて夢のまた夢、現実的ではないですし、いきなり給料がグッと上がる可能性もほぼありえないので棚ぼた的に宝くじでも当たらないかなーとか大金落ちてないかなーとかどうしようもない事を考えるわけです。考えるわけですが、考えたからって預金残高が増えるわけではありません。現実的に新たな行動を考えるわけです。

 

つまり副業ですね。何か違う事もしなくちゃな、と。

 

 

ってなわけで、介護職をしながら副業をするってどうなんだろう、という事をちょっとここで考えてみようと思います。

 

 

そもそも副業ってどうなんだろう、という不安はどこからくるのかと考えると、

 

・二箇所(以上)から収入を得るという点での年末調整や確定申告について

・シフトの関係から時間が不定期で読めない

 

 

がパッと想像出来るところでしょうか。

 

まず一つ目について。

ここには二つの不安が枝分かれしています。一つには、通常の年末調整だけではまずいので、手続きをどうするのか、という点。もう一つは、職場にバレやしないか、という点です。

 

手続きについては、


【副業の確定申告】会社員も必要?副業の確定申告が必要な基準と還付の可能性とは | MFクラウド 公式ブログ

 

など、副業と確定申告について調べていけばすぐに情報は見つかると思います。大抵の情報源で、給与以外の所得が年間20万円以下なら申告の必要はない、とされます。逆に言えば、毎月1万6000円程度までしか申告なしでは稼げない事になりますから、よほどスポット的な仕事をする場合を除けば副業でアルバイトを行う場合にはおそらく大抵申告が必要になるだろうと推測出来ます。

ただ、職場バレについてですが、これは注意が必要になりそうです。


副業が会社にばれることを防ぐ方法(確定申告などについて)

 

先に挙げた20万円という数字ですが、これはあくまで所得税についての話であって、副業がバレる場合というのはこれを鵜呑みにしてしまった結果、住民税から発覚するというパターンが多い様です。

20万円基準が関係するのは所得税の話です。ですから、20万円以下の場合、税務署に確定申告をしなくても、代わりに市区町村の税務課への確定申告は必要ですし、副業がばれるかばれないかという事とは関係がありません。よく、金額が小さいので「申告しなくてもよいですか?」というご質問をされる方がいらっしゃいますが、脱税には当事務所は加担できないため、「申告をしてください」という答えしかありません(節税は推進しますが)。また、申告をしないということは、基本的に副業が大変ばれやすくなると考えてもおりますので、無申告は避けてください。

※よく、副業の給与・報酬を手渡しで受け取れば、税務署にも会社にもばれないとお考えの方もいますが、そういうものでもありません。相手の会社が経費に落とせば、その会計帳簿から、手渡しであなたがもらった給与・報酬の存在はばれるものです。また、自宅で副業を少しするだけなら大丈夫だとか、派遣社員として副業をするのであればばれないとか、そういうこともありません。手渡しで受け取る人も、自宅副業でお小遣い程度の稼ぎの人も、派遣で副業をする人も、確定申告はきちんと行ってください。

 

 

何より怖いのは、副業の勤務先があなたに支払った金額を既に市区町村の税務課に給与支払報告書という形式で報告していることが多くあるため、確定申告をしなければ、自動的に本業の会社に副業の住民税も通知されるリスクが大きいということです。ですから、副業の収入が20万円以下でも、確定申告を市区町村に対して行い、ばれるリスクを排除したり、低くしたりする方がはるかに安全です。少なくとも、20万円以下で確定申告も何もしなくても良いという情報は誤りだとご理解ください。20万円以下だということを理由に住民税の確定申告をしないという法律をご認識した選択をしてしまうと、副業がばれるリスクが上がると考えております。

上記の記事から引用。

 

バレる事が問題だ、という場合には住民税なんかにも注意して申告を行なっていくべきでしょう。

 

 

とまあ、ここまでは一般論としての部分ですが、介護という分野に関して言うと副業がバレる事については一瞬どうなのかな、と思う部分はあります。


副業してます?|介護職・介護士・ヘルパーの悩み相談・質問掲示板|けあとも

 

この中にもありますが、就業規定などで定められていない限り、手取りが少ないと分かっているわけですから、バレようがどうなろうが勝手だ、と開き直る気持ちも分かります。多くの場合おそらく生活がかかる可能性もあるわけですから、人の生活にまで制限をかけるのはどうなのか、と少し思うわけです。開き直られたら、規則にない限り言い返す言葉はないのかもしれません。

 

 

不安なポイントの二つ目は、シフトの関係から時間が不定期で読めないという点です。

デイサービスなどの通所介護施設ならまだしも、多くの方は夜勤もこなすわけで、時間が不定期になりがちです。時間が不定期な人を雇ってもらえるのかというのは小さくない問題点でしょう。

あるいは雇われたとしても、本業である介護とのシフトの調整が毎月必ず出てきます。どちらのシフトが先に出るかはその職場次第でしょうが、いずれの場合にしても簡単ではない調整が必要です。先に挙げたバレる、バレないの話はおそらくここにも影響を及ぼすはずです。バレても大丈夫、という人は、それはそれで常に同僚に根回しをしながら自分の二つのシフトを調整するという、周囲を巻き込んだバタバタ劇が毎月起こるわけで、その辺まで想定すると副業自体にもなかなか手を出しにくくなるのでは?と感じます。

 

 

そんな介護職での副業ですが、検索するとこんなサイトが出てきました。

介護士ならできる副業

 

副業サイトの一覧という事で、ネット上での副業が出来るサイトが並んでいます。何かと話題のクラウドソーシング的なものですね。ライティングから在宅での事務作業のアウトソーシング、はたまた自販機の場所確認から食レポ的なものまで。時間が不規則な事を想定し、並べられているのが分かります。

 

こうしたものの共通点としては、まとまった金額になりづらい、というのがあります。例えばライティング、3000〜4000字くらいの文章を書いて500円とか結構ザラです。文章を書くのが得意な人、慣れている人にとっては楽でしょうが、そうでない人にとっては普通のバイトよりはるかに効率が悪いです。また、申し込んだからすぐに仕事がもらえるわけではなく、他にも同じように考える人は多いですから、少なからず競争にさらされるわけです。案外厄介です。

 

時間との折り合いをつけてそれなりの収入を、と考えると、そこにたどり着くまでには随分と気苦労が多くなりそうです。

 

 

介護職で副業を考えるなら、求人やクラウドソーシングを狙う前に、実際に副業している人のブログを色々と探るのが先決かもしれません。


年収308万で妻子を養う

例えばこちら。コールセンターでの仕事など、色々と経験されていそうです。

 

 

ただ当たり前ですが、特にアフェリエイト関連はそうですが、それなりの金額を簡単に手に入れるなんてお題目に安易にのせられるのだけは絶対に避けるべきでしょう。絶対無理だから、本当。

あと、原資がある人なら良いですが、FX。詳しくはFXの失敗談を読みましょう。背筋が凍ります。株はまだ多少マシですが、原資がある事となんだかんだ一挙に大金は狙わないという事を意識すれば大丈夫かもしれません。

 

特別なスキルがあれば話は全然違うんでしょうけどね。

 

 

あくまで本業である介護に出来る限り支障をきたさないよう、様々な条件を考慮しつつ、大きな副収入を期待しなければそれなりに探せるかもしれません。

 

 

僕はデイサービスで多少時間が決まっているので、その辺を考えながら動いていこうと思います。

 

 

最後になりますが、介護で副業を考える人というのは、あくまで介護を続けるという前提にたちながら、なんとかやりくりしようと必死になる人です。安易に目先の給料に目が眩んで釣られる人ではないでしょう。だから、本業を徹底すべきなんて綺麗事は通じませんよ。そんな事言い出したらまた人が減ってしまう。

少しでも介護職として働く人が介護職を続けられる為にも、副業だってうまく活用出来ればな、と思います。