介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

介護とエロ。

こんばんは。一般的に金曜日は花金と言われよほど忙しくなければ今日は羽を伸ばせる、なんて夜なのかもしれませんが、僕たち介護職には全く無縁の話ですよね。といいつつ明日私用があり土日休みにしているので僕は多少ゆとりがある金曜の夜なのです。

 

 

介護の世界はやはりまだまだどうしても女性が多い世界で、そんな場所に男性利用者が来るとどうしても起こるのがセクハラ問題。うちの場合、認知が進んでいる方のだから、という事でみんなある程度うまくいなしているようですが、やはり良いとは到底言えないですよね。

 


» セクハラだらけの介護現場 | NPO法人 二十四の瞳 オフィシャルサイト | 長寿混迷時代の老い先案内人!市民のための医療と福祉の情報公開を推進する会

 


介護現場でこんなセクハラをされました… | CareerPark![キャリアパーク]|みんなのノウハウが集まる場

 


利用者のセクハラ行為について - 介護保険 [No.11150]

 

記事を探せば、ありすぎて取り上げきれないほどです。いくら切っても切っても切り離せない問題ですよね。一般的な認識としてのセクハラがまだまだ横行している中で、通常より判断などが鈍っている要介護者にセクハラをやめろ、というのは至難の業であると言えます。

真ん中の記事では文末に、きっぱりと声を上げる事の必要性を挙げていましたが、ただでさえ介護施設が増え、利用者の取り合いのような状況になっている中でセクハラ被害の訴えをするというのは小さな施設であればあるほどに難しいでしょう。

極端に言えば、本当になくそうと思えば考えられるのは、

 

①男性職員しかいない施設を作る

②ホワイトハンズのような、高齢者、認知症患者向けのサービスを作る

※参考 一般社団法人ホワイトハンズ:私たちは、新しい「性の公共」をつくります。

 

…どちらもかなり現実的ではないですね。ある程度男性の介護職が所属する施設が受け手となって対処するというのが一つの暫定的な対処法になりそうですね。以前、介護における男性スタッフの存在意義について書きましたが、こうした形での男性の立ち位置も残念ながらありそうです。

 

介護職の現場における男性スタッフのあり方。 - 介護士こじらせ系

 

 

一つだけ、うちの施設で、というより僕がやってみた一つの対処について。

 

 

とある認知の進んだ男性利用者の事。野球が好きな方というのは分かっていました。緊急連絡先のご家族に男性の名前がありません。もしやと思い、こんにゃくボールで、近距離で、下手投げでですがキャッチボールをしてみると、「男は来るな」とまで言っていた方が黙ってしばらくキャッチボールに付き合って下さいました。そのキャッチボールは「疲れた」とおっしゃられるまで続きました。

僕の予想は、もしかしたら息子さんが生まれなかった方で、お子さんとキャッチボールをするという経験がなかったのでは?というものでした。もしかしたら子どもとのキャッチボールに憧れがあったりして…と思い、試してみたのです。もちろんこれが考え過ぎで、単に野球好きだから応じた、あるいは男性でなくてもキャッチボールには同じく付き合って下さったかも、などとも思います。

ですが、その方の趣味や嗜好、過去の経歴などを調べた上で、気を紛らわす為にその趣味などをこちらから勧めてみるというのは、あまりにも幅広いセクハラ問題の中の点のようなものではありますが、解決に繋がるのかもしれません。

 

 

 

ちなみにですが、この記事のタイトルをセクハラではなくエロにした事について。

 

とある男性利用者の認定調査がありました。調査員がたまたま若い女性だったという事ででしょうか、普段眠たげにうつろな目がパッチリと開き、笑顔も見られ、不安定だった歩行が嘘のようにシャキシャキと歩いたそうです。ご家族も驚かれていました。問題だらけの男性のエロ要素ですが、時には思いもよらないパワーを発揮する事もあるようです。馬鹿に出来ないですね(笑)

 

 

さらにもう一つ。

「介護 エロ」で検索するとあからさまに18禁サイトの結果しか出てきません。そうした中にこの記事が紛れたら面白いな、と思ってあえてエロという表現にしました。という事で、もし万が一そうしたものを探していてここにきた方がいるのであれば、謝っておこうと思います(笑)