介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

介護

介護という仕事を続けたくても続けられなくなる、という人。

どうも介護報酬引き下げの件以降何とも重苦しい感じの記事ばかりになってしまって個人的にも嫌なのですが、今日もちとそんな感じの記事になるかもしれません。 介護はしたいけど、給料が初任給以下なので辞めるって人は本当に多いと思う。家族どころか自分の…

介護職が嫌なら辞めてしまえば良い。

昨日は介護報酬の引き下げニュースを見てどうにも気分が暗くなったのでいつもと違う口調で記事を更新しました。伝えたい内容というよりは、個人的な吐き出しというか、雑記に近い物でしたから。 介護報酬引き下げと大声の利用者と悪天候と僕の暗い気分。 - …

介護報酬引き下げと大声の利用者と悪天候と僕の暗い気分。

朝からポツリポツリと降っていた雨は帰りの送迎の時間になると勢いを増して降り続けた。季節柄日の落ちるのが早いこの時期ではあるが、真っ黒な雨雲は雨とともに暗い影を落としていて、この天気はそのまま僕の気分を表しているようだった。

介護施設の情報発信は難しい。

今では介護施設で開設しているところも珍しくはないwebサイトですが、まだまだ全ての施設が開設しているというわけではなく(少なくともうちの施設は未開設)、あるいは開設してからしっかり活用出来ているかと言えばそうとも言えないサイトがゴロゴロしてい…

Tumblrサイトを開設しました。

衆院選という事で、投票にはもちろん行きました。逆に言えばそれくらいしか今日はまともに活動していません。 以前から考えていながら運用していなかったんですが、最近Tumblrのサイトを開設しまして、少しずつ運用し始めています。 ハッとする介護 ハッとす…

”現役高齢者”

土曜日も仕事な僕たちのような職種にとっては土曜日の夜ことが一般的な職業における”花金”にあたるわけで、僕も御多分に漏れず飲みに出かけたわけです。 とは言っても何かと物入りな時期でもありますから、節約したいと思うわけで、出来るだけ安上がりに済ま…

忙しくなりそうです。

仕事中流していたテレビを利用者と眺めながら色々と考えていたんですがいまいちまとまりに欠けたので手短なものを更新しようと思います。最近の出来事やら何やらを。 時折書いてますが、また少しずつ仕事をやらせてもらえる機会が増えてきて何よりだと感じる…

同情するなら金をくれ、で素直に金を出すバカはいない。

例えば中学校や高校の進路相談を思い浮かべてもらえれば分かりやすいと思うのですが、自分の現時点での学力などの立ち位置、それを踏まえての担任教師の提案、親御さんの考え方や意見、あるいはそれぞれの家庭の事情を全て踏まえた上で進路というものは決め…

さりげなく昨日で100記事書いていました。

気付けばこのブログも昨日の記事で100記事目。影響力があるとか、凄まじいPV数だとか、といった内容な訳でも文章が上手い訳でも内容が面白い訳でもないですが、とりあえず続けられて良かったと思ってます。アウトプットの為に色々記事読んだりして勉強になり…

衆院選と認知症の人の投票行動についてちょっと考えてみた。

衆院選が来週日曜日に迫ってきているものの、まだまだ誰に、どの党に投票するのか、あるいは最高裁判所裁判官はどうか、など全く決められていない僕です。ポリタス辺りを読み込むところから始めようと思ってます。 ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来 …

ネットのコミュニティは醤油を貸してくれない。

友人の結婚式を終えてから合流した某県在住の別の友人はスマホはおろかSNSなどにも手を付けず、情報源はもっぱらテレビと朝刊と少しのインターネットという、十年くらい前の生活スタイルを通している人間でした。今回会うにあたっての連絡も当然LINEではなく…

送迎だって認知症予防に効くかもしれない。

物の見え方というのは例え普段から見慣れているものであってもちょっと背伸びをしたり屈んだり、あるいは立ち位置、座る位置なんかを変えるだけでも随分と変わる事もあるもので、小売店のディスプレイを作る人なんかは棒立ちで眺めず、色々と動きながらディ…

認知症予防としての将棋のススメ。

接待が上手く出来なくて利用者が避けてしまったのは僕の実力不足からでしかありませんが、別の利用者がある程度出来ると分かって将棋のお誘いをするようになったのは先月くらいからでしょうか。 うちの施設にある将棋盤は公文式の子ども向けの将棋盤で、一齣…

介護士は空気を読める盛りたて役であれ。

この2日間観てたNHKのハートネットの特集、変わる障害者支援が面白いです。障害者、あるいは高齢者の自己決定権をどこまで尊重するのか、という実践が紹介されていて見応えがあります。誰もがいきなり取り入れられるものかと言えばそれは難しいと思いますが…

初心忘れるべからず、初心こそが改善の糸口。

昨日書いた記事は個人的な感情を書いたものだったんですが、「死」や「悲しみ」への感情が薄れてしまう、というのは案外介護に携われば誰もが悩むところなのだな、と感じた次第です。 悲しい事が悲しいと素直に言える介護士に。 - 介護士こじらせ系 こうした…

悲しい事が悲しいと素直に言える介護士に。

施設に入所されていた利用者が亡くなったとの連絡が入ったのは今日のお昼過ぎ、報告書のまとめ作業を行っていた時の事でした。 もし在宅に戻るのならまた利用したいとご家族からは言っていただいていたものの、実際の状態を伝え聞く限りでは難しいだろうな、…

「逆セクハラ」というセクハラ用語と介護現場における男性職員の受ける「セクハラ」について。

「逆セクハラ」という、男性からしたら失礼極まりない言葉があります。セクハラは男性から女性に向かうもの、という固定概念があるからこそ生まれる言葉であって、この言葉自体が男性に対してセクハラになるという何とも恐ろしい言葉です。 一般的な企業にお…

介護現場のエロスは頭ごなしに否定されるものではない?

介護の現場では利用者からのセクハラは利用者の手前、軽く見られがちなところがあります。僕の場合デイサービスというある程度集団生活を送っている中でではありますが、やはりあります。比較的一対一になりやすい移動時や入浴介助の時なんかはもちろん、認…

安易な定年後の田舎暮らしは止めた方が良い、と介護的に思う。

昨日介護の地域性について記事を書いた時に思い出した事から書いていこうと思います。 地域に根ざした介護、というのであれば。 - 介護士こじらせ系 よく、都会でサラリーマンをしていた方が定年後、リタイア後は夫婦で田舎暮らしを、なんて聞きませんか?ど…

地域に根ざした介護、というのであれば。

僕は今介護をしている場所が生まれ育った場所と違うという事もあって、地元の人に比べて地域性というものにどうしても疎くなってしまいます。その地域の郷土料理だったり方言だったりお祭りだったり…。ご当地の人からしたら常識な事も僕には分からない、とい…

一人でやり通す介護は美談か。要介護者は家族の恥か。

ちょっと衝撃だったこちらのTweet。 病気になった母を一人で介護する熊谷真実。介護がつらく「たまには伯母さんと交代していい?」そう頼んだ娘に母が言った「あなたには子供がいないし人の愛し方も知らない。私の面倒を一人で見続ける事で無償の愛を学びな…

テクノロジーが侵食する介護に期待したい。

インターネット先生の次回作にご期待ください インターネット先生の次回作にご期待ください | 辺境社会研究室 この記事がすごく面白かったです。インターネットが場所や人脈やコネや格差を解消してくれると思ったら全然そんな事なくて、アナログな現実社会が…

中島らもの『いいんだぜ』がカッコ良過ぎた。

最近やたらと小難しく健常者と認知症の方、あるいは障がいをもたれた方との関係性を考える事が多くて無駄に頭でっかちになっているところでして、理屈っぽさの袋小路に入り込んでいるばかりなのです。 「障がい者スポーツ」という言葉の違和感。 - 介護士こ…

自分が認知症になっても平気?

毎日認知症の方々と触れていて言うのは何ですが、僕は死ぬときには認知症かガンか、と聞かれたら、どちらも嫌ですが認知症とは答えないような気がします。それは、周りに迷惑を掛けられないから、と感じているからです。いや、今うちの施設に来てくださって…

障がいをもっていようが認知症であろうが同じ人間だから、という時に生まれる差別意識。

認知症予防に散歩が効果的だ、という記事を基にして、うちの利用者を散歩に連れて行く事についての記事を書いたわけですが、改めて特に福祉に関わりのない人が認知症の方をどう見るのか、というのを少し思い出しています。 認知症予防への散歩の効果から自分…

想像力で余計な仕事をしない。

こんばんは。先日訃報が伝えられた高倉健さん主演の映画「南極物語」が放送されていましたね。初見でしたが、南極で残された犬たちがどう過ごしているか、というお涙頂戴のフィクションが入っていた時点で僕はどうもダメでした。 来週は「幸福の黄色いハンカ…

介護では、所変われば、人はこうも変わってしまうものか、という話。

こんばんは。今日の夕飯は施設で余った利用者向けの昼食でした。見事なまでに残飯処理班となっています。独身男性介護士、なんて但し書きが付く僕は施設全体で男性スタッフが少ないということもあり、妙に重宝され、また良く扱っていただいているわけです。 …

自分で出来なかったら甘えず助けてもらえ、とブラサカの試合から感じた。

こんばんは。昨日に引き続いて、ブラインドサッカー世界選手権、日本対フランスをユーストリームで観戦しました。 サッカー日本代表対オーストラリアより見入ってしまったブラインドサッカーで感じたあれこれ。 - 介護士こじらせ系 サッカー日本代表対オース…

「障がい者スポーツ」という言葉の違和感。

先ほどの記事からの続き。話が散らかりまくったので分けています。先ほどはあくまでブラインドサッカーについての記事でしたが、もう少し福祉目線から見た記事を書こうと思います。 サッカー日本代表対オーストラリアより見入ってしまったブラインドサッカー…

認知症予防への散歩の効果から自分を戒めて。

こんばんは。昨日に引き続いてお休み、でも雨という事で一日引きこもっておりました。まあこんな日もあっていいかな。 こんな記事を見かけたので、自戒を込めて記事を書こうと思います。 認知症予防には運動が一番!近所をぶらぶら歩くだけでも認知機能がア…