介護現場のエロスは頭ごなしに否定されるものではない?
介護の現場では利用者からのセクハラは利用者の手前、軽く見られがちなところがあります。僕の場合デイサービスというある程度集団生活を送っている中でではありますが、やはりあります。比較的一対一になりやすい移動時や入浴介助の時なんかはもちろん、認知症の進んだ方だとそういった状況に関係なくセクハラ行為を働く事もあります。訪問介護みたいな一対一になる時間の長いサービスの場合ってどうなんでしょうか。
まだまだ女性の多い介護業界において男性利用者によるセクハラはどこまでもついてきてしまう問題なのだと思います。です、ですが、セクハラを肯定する気は全くないのですが、男性にとってのエロスとか、スケベ心って強力なエネルギーですよね、間違いなく。僕らのような年齢ならともかく、それなりに高齢になった方、あるいは認知症で言葉も満足に発する事のない方のエロスからくるパワーには目を見張らされます。
そんな高齢者のエロスに妙に肯定的な論文がイギリスで出ていたそうで。
この記事の中の、
週に2回以上エッチなことを考える男性は1ヶ月以上考えない人に比べ
10年後の死亡率が半分以下になった(イギリスからの研究報告)
カンニング竹山さんの
「僕、長寿のおじいちゃんとかお婆ちゃんとかと1日中ロケすることあるんですよ。
ほぼね、女性だからお婆ちゃんもお爺ちゃんも常にスケベな話してくるんですよ。
それで95とか93とか・・・お婆ちゃんもそうなんですよ」
という質問に森田豊医師が答えたモノでしたが、
森田医師によれば
「イギリスに論文があって、エッチなことを考える回数が多い程長生きできると
言うんですよ。ただ、これは男性において証明されただけで女性については
判ってない」
とのことです。
という部分ですね。
多分僕の周りの利用者がそうだから思うんでしょうが、軽い感じのエロ要素にはあっけらかんとした妙な明るさすら感じます。もちろん、受け入れられないって人は当然だと思うし、それが尊重されるべきだとは思うんですけどね。にしても、うまく表現が見つかりませんが、なんというか、ネットリしていないエロさな感じがします。
案外、うまく男性職員がいなしつつ利用者のエロスに付き合うことが出来れば中途半端な支援やリハビリよりずっと利用者の活力を生み出す事が出来るのかもしれません。
介護職の現場における男性スタッフのあり方。 - 介護士こじらせ系
(こうした動きも男性職員の一つのあり方かも?)
女性職員が受ける嫌な感情をなくすよう動くべきではありますが、度を超さない範囲で、頭ごなしに否定せずに活用する道を探すのも一つなのかもしれませんね。