介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

最先端が集まる東京に、介護の人材難という問題の最先端が集まっている。


大都市の介護施設、求人難深刻 職員定数割れで閉鎖も:朝日新聞デジタル


介護職離れ、負の連鎖 低待遇・負担敬遠で職員減り… - ニュース - アピタル(医療・健康)

 

 

特に都市部での介護職が足りない、との記事2つです。

 

 

 

どんな問題であっても、大抵田舎と都会で起きてどちらが問題視されるか、といったらまず間違いなく都会です。台風の被害についての報道なんかを想像すれば分かりやすいと思いますが、東京での被害なんかはあからさまに報道量が多いものです。

そうした意味で、大都市で介護従事者が足りなくなる、というニュースは問題をより大きく取り上げられやすいという事、認知されやすいという事が重要な点だな、と感じます。実際のところは、記事を読んでもらえれば分かりますが全国どこも足りていません。有効求人倍率なんて、全ての県で1倍以上ですから、その不足具合が伺えます。

 

僕としては、良いぞもっとやれ、な心境です。

 

 

前もどこかの記事に書いたと思いますが、介護職を辞めていく人を引き止める術は現状ではないんですよね。仕事を辞めるという決断って結構な労力をつかいますから、そうした決断を下した人を引き止めるのは輪をかけて労力がかかります。

有象無象の民間資格が増えたり、あるいは介護福祉士のような国家資格取得をより難しくしたりする事より先に、単純にマンパワーを増やす為にはどうしたら良いかを考えなければならないってのは誰が見ても分かると思うんですが…。

 

 

 

それにしても東京の有効求人倍率4.34は凄い数値ですね。しっかりテコ入れしないと、まず東京から介護難民やら介護離職の問題が膨らんでいく可能性があるって事です。介護問題によって国の中枢から足元をすくわれる形で崩れていくとしたら、これほど滑稽な事はないでしょう。なんだかんだであらゆるものの最先端が集まる東京で、介護問題の最先端も集まるとは

 

 

政治家や官僚なんかも、都内なら近いんですから、介護施設の視察とか増やしてみてはどうでしょ。