介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

モスジーバーから思う事。

こんにちは。あいにくの雨ですね。僕のような3連休に縁のない介護職の人にとっては大した影響はないと思いますが、一般企業などに勤める方にとってはちょっとした痛手というか、場合によっては予定をつぶしてしまうような天候ですよね。個人的には洗濯物の乾きが悪くなってあまり良い気がしないです。ちょっとした外出も出来ないですし。

 

さて、そんな引きこもりの状態でダラダラニュースサイトなんかを眺めているとちょっと面白そうな記事が。

 


モスバーガー、高齢スタッフ積極採用して好影響 予期せぬ「副産物」も - ライブドアニュース

 

はてブのコメントなんかを見ると、こうして採用される分、若者の働き口が、というようなコメントもあったりして、そういう見方もあるよなーとは思いましたが、僕はありだよなーと思いました。

 

人手不足で結果的に高齢者が集まった、という前提があるわけですし、若者の、と結びつけるのはちょっと違うかなと。

 

 

基本的に思うのが、高齢者は働くべきだと思うんですよ。ただ働き方がちょっと考えなければならないというだけで。

 

 

例えば政府主導で定年の年齢を引き上げているのは全然ダメです。あれこそ若者の働き口をなくしている原因ですよ。むしろ60歳で余力がありながら引退するくらいでいい。

シルバー人材なんて言葉がありますよね?ああいったところでセカンドライフを充実させるべきだと思いますが、明らかに「シルバー」という言葉が気力十分の引退世代を遠ざけていると思っています。その辺の印象を払拭出来るようなネーミングにした上であれば、同じ事をやるとしても人の集まり方が変わるような気がします。

 

高齢者を要介護状態から遠ざけるためには、その人にとっての役割をきちんと作ってあげる事が必要だといつも思っています。高齢者がもつ気力は衰えというものをその人から遠ざけると思いますし、役割というのは気力を維持させる一番の燃料ですから。

 

偶然の産物とはいえ、高齢者が働き手として集まったモスバーガーはそうした役割をきちんと付与しているところが素晴らしいですよね。さらにその副産物として接客のよさや真面目さが備わっていて、働く高齢者自体も運動になるからと体を鍛える事が出来ている。きっとこういう人たちは簡単に衰えないでしょうし、元気でいられる時間も長いのではないでしょうか。

 

「モスジーバー」には社会がこうあるべき、というヒントが隠されているように思いますよ。

 

 

最後に。もう一つ別の記事からですが、所ジョージが放った表現がとても気に入ったので引用しようと思います。


千原ジュニアが語る、所ジョージの尖った感性「高級時計の文字盤の中にビスケットを入れている理由」 | 世界は数字で出来ている

千原ジュニア:それでVTR終わりでスタジオに下りてきて。「ジュニアくんさぁ、たくさん年をもらってから、あんな派手なジャケット着るのカッコイイなぁ」「そうですねぇ」って。番組がなんの滞りもなく進んでいくねんけど、「この人、決めたな」って思って。

桂三度:ん?

千原ジュニア:「年をとるって、なんでネガティブな言い方するんだ。めでたいことなんだから、『年をもらう』って俺は言っていくぞ」って、多分、決めはってん。

桂三度:はい。

千原ジュニア:「年をもらってから」って言うてはって。またこれがエェのが、「ん?」って誰も引っかからへんこと。誰もなんとも思ってなかったと思うねん。多分、俺だけ「この人、それも引っかかって、変えてんねんな」って、思ったと思うねん。

 

 

 

「年をもらう」良いですね。とても好きです。