介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

春はまだか

経験を積んでいく中でなんとなく、この人はそろそろかな…と感じる事があります。それが分かってくる事も苦しみであり、それを簡単に裏切られる事がこの仕事の面白さ、あるいは人間の凄さだったりして介護は奥深いなあと思うのですが、いくら対面してきても察知出来る瞬間というのは良い思いをするものではありません。顔色、表情、目の力、声、呼吸、バイタル、手、足、食欲…様々な方向から読み取れますからね。

仕事とはいえある程度の覚悟を決めなければならないな、という気持ちと、どうすればそれを先延ばし出来るのかという思慮、最期に向かう中で何がしてあげられるかという思い入れ、その人がいなくなってしまうとどのような影響が施設として出るのかという経営的なドライな目線。難しいものです。

不思議なもので、介護の分野にも季節が影響するそうです。繁忙期と閑散期みたいなものですね。一人一人全く違う状態になるにも関わらず結果的にそうした傾向が出るというのは面白いものです。

 

その人に桜を見せてあげたいなあ、と思いながら今日1日を過ごしたのでした。

 


PV 浜田雅功 春はまだか奥田民生共演 - YouTube