介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

Googleの取得した特許が介護に活きそう

テック系の記事を見ていたらとても興味深いものを見つけました。


Google Odor Removal Device「ウェアラブル × 体臭除去」の技術特許を取得 | @Web

Googleが取得した特許の内容は「日常生活の体温・呼吸・心拍数」を測定できるセンサーを搭載し、自動芳香型のエミッター機能を搭載するというもの。

ウェアラブルデバイスが自動でユーザーの汗や体臭を感知し、それに合わせファンが回転、芳香型のエミッター機能が作動し、周りに良い香りを発散する仕組みで「次世代型の香水ツール」と言ったところでしょうか…?

 

 これでGPSまで付いてたら、完全に介護用品じゃないかー、って感じです。

 

 

バイタルが測定出来るのは勿論ですが、自動芳香型というのが一番のポイントです。結構、匂いって気になる事が多いですから。

 

 

広い解釈でウエアラブルというと、今でも介護の現場で、徘徊をする人にGPSを靴などに取り付ける場合がありますが、あくまで居場所の確認までしか出来ないわけです。そうでない部分の認知症高齢者の身の回り品って、随分とアナログなものが多い印象があります。いまだに、市で登録した番号の書かれたキーホルダーを配る自治体とかもあるわけで、それを否定するわけではありませんが、今のこの時代にかなり原始的だなーとよく思ってしまいます。

 

 

徘徊はこれからもっと肯定的に見られるべきだと思うのですが、それにしたって周囲の人がどう見守るかというのは大きな問題になるはずです。あるいは、どう日常の場面に徘徊する高齢者が混じれるか、とも言えます。

 

公園のベンチで項垂れている高齢者のバイタルサインが異常を示していれば、たまたま見かけた人が救急車を呼べるかもしれない。

尿臭が少しでも誤魔化せれば、より自然に街に馴染めるかもしれない。

 

 

最新型のガジェットが若いアーリーアダプターの為だけに存在するのは非常におかしい話です。これが実用化するのであれば、介護現場でこそ役に立つ事が多いかもしれないかと。

 

 

Google開発したら介護でも頑張ってくれ。なんて思う最新の特許のお話でした。