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介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

介護施設の”深み”か”幅”か

介護施設と一括りに語るけども、そこにいる利用者の状態は本当に様々で、例えばうちの施設のように、認知症の利用者を重点的に受け入れてきた施設であったとしても利用者の様子を一言で語るのは不可能に近いものです。それは、単に介護度で比較してもそうだし、介護に携わる人なら誰でも分かると思いますが同じ介護度であっても利用者によって状態に相当な開きがあるからです。麻痺などによる身体機能としての衰えと認知症の進行を同じ地平で比べてしまっているからこそ起こるわけですが、これは認定に関わる審査員が悪いとは到底言えず、そのガイドラインも勿論の事、利用者の状態が日によってあまりにも違ってくるから、とも言えます。

何れにしても、人によって状態が千差万別でありながらも、大まかに区分けしながらケアマネは受け入れ施設を探しているわけです。難しい仕事ですよね。

 

 

そんな事をこのまとめから思ったわけです。


【2ch】ニュー速クオリティ:【悲報】俺障害者、ダウン症等も大量に居るパン製造所に配属されそう・・・

 

 

こちらのまとめは障害者と名乗るスレ主が、自分の状態とは懸け離れた人ばかりが属する工場に配属される事に対して葛藤する様子がまとめられているものです。コメントを見ると釣り宣言がされているとかなんとかありますが。

 

 

このまとめが真実であろうと虚偽のものであろうと、自分とは合わないだろうと考える集団に入れられてしまうという事の悩みはおそらく誰しもが抱える可能性があるものだなあと思います。簡単にはいきません。

僕たちのような高齢者介護の人間からすると、大抵どこの施設に入るかというのはご家族やケアマネが決めるものであって、利用者の意思が全面的に反映されるわけではないと思います。

 

 

何をPRすべきか、という事を考えるわけです。それは、どんな人でも受け入れられますよ、という汎用性を打ち出すべきなのか、はたまた一点集中の専門性を打ち出すべきなのか。

 

 

汎用性は裏を返せば、上っ面にしか利用者にマッチしないという事を表すのかもしれません。将棋や囲碁などの娯楽が出来ますとうたっても、ルールを知っている延長程度しか出来なければ何の意味もありません。

 

 

専門性をうたう時は、それにそぐわないほぼ全ての利用者候補を施設自ら切り捨てる事に他なりません。将棋の有段者がいると言われても、将棋のルールすら知らない利用者候補には何も響きません。勿論、そのご家族やケアマネにも。

 

 

若干、汎用性を打ち出す施設の方が有利なようにも見えますが、利用者からそれに対してのクレームがついてしまえば最後です。なんの意味もない。

 

 

ある程度以上のスタッフのクオリティがあるとして、”深み”か”幅”かどちらかを選ぶ場面があったとしたら、どちらが施設として優秀だと言えるでしょうか。難しいな、とまとめを見てから悩んでいます。