介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

伝わらない、通じないは介護者のせいでもある

一体どれだけの人に読まれてるんだといつも思いながら記事を更新していて、決して多いとは言えないけれども読んで下さる方がいるのはいつもありがたいなあと思うのですが、介護という仕事に就いていて、そうした中で介護メインのブログを書いていると普段の業務に何かしら還元されている感じがあってなかなか面白いなあと思っています。

 

介護の世界で、しかも現場の末端にいると自分から何かを発信する機会ってそうそうないじゃないですか。よほど組織が気合を入れていて、学会に論文を出すとか、施設のwebサイトを運営していて、そこで記事を書いている、とか、そうした業務がない限りは自分の介護に対する哲学だとか、一つ一つの業務に対しての考え方、やり方だとか、あるいは介護に関する世間の動きに対する考え方だとかをアウトプットする事って殆どないはずです。

 

 

人に伝えるというのは、自分の考えを整理する上で非常に大事な事だよなーと常々感じます。どんな形であれ、そうした機会を自分から作らないと思考の整理整頓ってなかなか上手く出来ません。

拙いながらもこうやって出来る限り毎日何かしらの事象に対して意見表明してみたりする事で、少なくとも自分にとっては悪い影響よりは良い影響が多いなと感じています。

 

ましてや僕らの仕事は物事をいちいち噛み砕いて説明する事が常に求められる場面が多い仕事です。伝える、という事を、その手段から内容の取捨選択、整理整頓まで素早く行っていく必要があります。

 

 

現場で他のスタッフが、例えば体操などで教科書そのままの言葉で説明していたり、ゲームの説明でそもそもスタッフが理解し切れておらず、突っ込まれて答えに窮するなんて場面を見ると、高齢者に事象を説明する為のスキルをどう磨くか、というのが非常に重要だなと感じます。

 

 

明らかにおかしい事はさておき、間違っていようが拙かろうが自分のフィルターを通し、アウトプットする事を何かしらの形で続けていくのも仕事に繋がる訓練になるなー、と最近感じる事が多いのです。