介護士こじらせ系

Bandcampとユマニチュードが気になる介護職の雑記です。

介護と酒

こんばんは。昨日は書きかけの記事が消えてしまったということで急遽そのとき聴いていたBandcampのアルバムをアップするだけでブログを投稿する形になってしまいました。悲しい。

昨日のネタを思い出しながら書いていこうと思います。

 

そう、土曜日は個人的にささやかながらとても良い事があり、美味しいお酒が進んだのでした。で、ふとブログの事、仕事の事を思い出したので調べてみたというわけでした。

 

介護現場においてお酒が出てくる場面は、僕の職場では今のところありません。直接的に関係があるわけではないのですが、送迎時利用者のお宅で缶ビールのちび缶を見かけたり、雑談している時にお酒の話が出る程度です。僕の狭い了見からしたら介護とお酒に繋がりはないな、とこれまでは思ってました。でも、そんな事当然ないんですよね。利用者だってそれまで、あるいは家庭で好きに飲んでいる事は十分考えられるわけですし。

現場にそういった影響が出る事はあるのかな、と調べると出てくるのは、


サービス中の飲酒 - 介護保険 [No.141933]

例えばこれ。比較的堅い内容で飲酒について語られていました。

それからこれ。


NO BEER NO LIFE - 介護保険 [No.193648]

質問者が突っかかるような問いかけ方をしている分、割と正直な考え方が出てきていていいですね。

確かに、究極的には利用者が飲みたい、と思うのであれば飲酒が出来る環境を整えるのが周りでケアをする人間の役割なのかもしれません。自分が実際にその立場になったとしたら、絶対飲みたい、と言うだろうなーと思ってます。その人の意思を尊重するという命題に対して絶対的に立ちはだかるのはグレーゾーンの存在。飲酒に関して言えば、服薬であったりリハビリにどう影響が出るのか、などでしょうか。グレーだからこそ、その分周りでサポートする人のポリシーが色濃くぶつかり合うような感じがします。

 

なんて思ってたら出てきたこの記事にはやられました。


緩和ケアの一環としてワインバーを設置 フランスのお国柄を生かした取り組みに注目! |みんなの介護ニュース

さすがフランス、ターミナルケアを行うような現場にワインバーを設置してしまうとは。先日のブログでもシャンパンで乾杯の最期を遂げるベルギーの方の記事を取り上げましたが、

 

尊厳死は選択肢にあってもいいと思った。 - 介護士こじらせ系

 本人の意思尊重という面で海外は振り切っているのがいいですね。異論の余地なくやっている感じがします(偏見か?)。

 

もちろんそこには文化的な背景があって、フランスなんかは確かワインが水より安い?なんて言われているお国柄ですから、日本人がご飯とみそ汁、なんていうのを望むのと同じくらいの感覚でワインバーを作り上げているのかもしれません。僕はかなり好きですね、これくらいの考え方。

 

てか日本で飲酒可能な施設ってあんの?って調べたら、あるんですね。自分の無知さがまた出てきた感じです。


社会福祉法人 よいち福祉会 » デイサービスセンターよいち銀座はくちょう

キャバレー改装したデイサービスって、かっこいいな。スタッフがビアマイスター取得するってガチ感が凄くてなおいい。知ってる方からしたら何を今更、と思われても仕方ないのですが。ただ、僕は近くにあったら通いたいですねー。

 

「意思の尊重」の延長線上にあるこういった施設の実現は素晴らしい、と思う一方で、どこでも誰でも、真似して出来る訳ではないなという例外感がぬぐい去れないのも事実です。こちらの場合ですと、かつての名店を居抜きで利用、という事でかつての趣を懐かしむ人がいるという意味で需要が見込めたから始められたというのもあるでしょう。

ただ、ここに介護の地域への移行の肝があるわけで、国としてはこうした地域の特色が出た、画一的ではないサービスの提供を望んでるのかもな、とちょっと思ったりもします。

 

いやーでも面白いですね。何となく疑問に思った事を調べたら色んな物がすぐに出てくる。目の前の現場の仕事だけに埋没するだけじゃダメですね。教科書読んでクソまじめに、ってだけでもダメだ。色んなところにアンテナを張って、それをどう落とし込めるか考えるくらいの方が視野も広がっていいなーと思うのでした。

 

 

大好きなアーティストの一人、マクロスMACROSS 82-99がサンクラフォロワ10K記念にリリースした曲を。


マクロスMACROSS 82-99 - パーフェクトブルー (Thank you for 10k followers) by KEATS//COLLECTIVE - Hear the world’s sounds

 

最高ですね。