利用者に笑わせてもらう、楽しませてもらう。
こんばんは。明日予定入れて休みにしていたので、家で晩酌しようと買い込んでいざ始めたらつまみが多過ぎて全然飲めないしお腹いっぱいでちょっと苦しいというしょうもない状況になってました。まだ苦しい…。
介護職のやりがいに利用者とのふれあいとかを挙げる人はそう少なくないと思います。僕もそれはもちろんあって、以前いた職場では、多分若い男だから、という要素もあってか色々とよくしてもらえたし、いまだに顔を出すとぱあーっと顔が明るくなって挨拶したり呼び止めたりされる利用者を見ると嬉しくてしょうがなくなるものです。
今の職場では認知の進行された方ばかりという事もあって、前の職場のように声を掛けられるわけではないですが、ふとした時に意思疎通がはかれたり会話が出来たり笑いが取れたり声掛けに反応が出た時に嬉しくなります。
仕事としてはダメだとは思いますが、他の人がダメでも僕ならオッケー、みたいな時も少し嬉しくなります。
最近は新規の利用者がとてもおしゃべりな方なので、聞いているだけでも凄く楽しいんです。とても視力の良い方なので、送迎中なんて道中の広告看板一つ一つに反応されるのが面白いんです。ご自身のエピソード(かなり盛ってるとも思えるが)と絡めながらで、次から次へと反応するので楽しいけどこちらが疲れるくらいです。
「天下の○×だ!」(会社名が入ります)
「世界の○×だぞ!」
万事こんな調子です。さすがに、
「これが世界の農協だ!」
なんて言われた時には農協は世界ってか地域じゃね?と思わずツッコミ入れてしまいましたが。今のところ、顔つきからも分かるくらいにお人柄が良くでまるで怒ったり暴れたりしないので、ひたすら楽しませてもらえています。
もう一方。調子が良ければ聞き間違いやら言い間違いから話がバンバン出てくる方。分かってやってるのかと思うくらい、どんどんホラ話が展開されていくので聞いてて全く飽きないんです。例えるなら初期の水曜どうでしょうで大泉洋がしていたホラ話みたいな感じでしょうか。引っ込みがつかないくらいにガンガン話しが進むんですよねー。
こういう聞き間違い、あるあるなのかなーと調べてみると出てきたのが、
立川談慶の「談論慶発」 聞き間違いは落語の基本|介護・福祉のけあサポ
ちょっと違うっちゃ違うんですが、何となくなるほどなーと。
こっちの方が近いかも。
これ、凄く分かります。こういう掛け合いは認知症の方と話す楽しさの一つでもあります。で、僕の勉強不足からですが、こんな単語が。
ウェルニック失語
ウェルニッケ失語について | リハビリお役立ち講座 | 介護老人保健施設 コミュニティホーム白石
聞いたばかりの単語をそのまま利用者に当てはめるなんて事は到底出来ないので、うちの利用者がそうだとは当然言えませんが、なかなか興味深いのでちょっと勉強してみようかな、と思います。