利用者初日って、何するどう動く?
こんばんは。不意に観たくなって観た映画「ディアハンター」。案の定鬱蒼とした気分になりました。単なる反戦思想の映画にならず、人間模様の変化を色濃く描いたところがストーリーを重厚にしていて素晴らしいと改めて思いました。にしても、ラストのアメリカ国歌の皮肉っぷりといったら。
観た映画はこんな感じでしたが、仕事については正反対で、今日から新規での利用者がきたので良い意味でのドタバタでした。
うちの場合、少人数で比較的認知の進んだ方を受け入れるという方針なので、事前に情報を聞いていても実際に来所されて一日終わるまでヒヤヒヤです。とかなんとか言ってますが、どんな方でも初日の受け入れは大変ですよね。
普通、というか他の施設ってだいたいどんなことしてんだろーと調べてみましたけど、だいたい出てくるのはこんな感じ。
デイサービスご利用者 認知症状のある男性の場合|栗原サービスの利用実例|座間市 介護施設「社会福祉法人 敬心会 栗原ホーム」
とか、
フミさんと靴:利用者様の日々:府中のデイサービス「あずゆあはうす」
いわゆるPDCAサイクル的に運営してますよ、というのを実例として載せている記事ですね。特に後者は実際の失敗談も載せているところに好感がもてます。
こういうのって、コンサルが指示して載せてたりするんですかね。いいとは思うんですが、いかにもテンプレって感じが強いですね。
上記の二つの記事に代表されるような利用実例は、あくまでもケアマネ、家族向けのものだと思うので、職員としては参考になるようなものではないです。僕としてはそういうのが読んでみたかったんですが、ちょっと見つけられなかったですね。調査不足と言われればそれまでですが。
かなり経験則によってしまうとは思うんですが、ファーストコンタクトをどうしているか、とか、他の利用者との関わりをどうするか、といった実務面での動きとか考え方って、ぜひとも参考にしたいってのもあるんで経験ある方が情報発信してくれるといいのになーと感じます。
ここでも似たようなこと書いてます。
うちの場合どうだったかっていうと、とりあえず不機嫌になられても良くないという事で、言い方は悪いですがもちあげます。ささやかことでも一つ一つ褒めてみたり、お話してくださる事に普段以上に反応してみたりします。まずはその方の好きなもの、過去に何をしていたか、癖だとかを、伝聞形式のものではなく実際にその方から分かるもの、事を探るようなイメージです。場所が変わればご本人の言動も変わり得ますからね。
今日はこんな感じでした。もちろん全く話が通じなかったり、そもそもコミュニケーションがとれる状態じゃない方もいらっしゃると思うので、まったくもって一概には言えませんが。
ってことで、こういった一つ一つの集合知が欲しいなと思った今日でした。